光南がエース投入で流れを変え、郡山に5-3で逆転勝ちした。1-3の7回から、背番号1の金沢翔太(2年)が遊撃からマウンドに回った。

金沢は終盤3回を3安打無失点で相手攻撃を断つと、打線は8、9回に計7安打。同点の9回は1死一、三塁で3番金沢が、スクイズを決め勝ち越した。渋谷武史監督(41)は「器用で打席経験も多く、落ち着いて決めてくれる」と初球から動いた。今夏まで5季連続で県8強入りも、渋谷監督は「投手が手薄。本当なら野手に専念させたい」と悩んだ末、1年夏から三塁と遊撃でレギュラーの金沢に主戦を託した。ただ起用は抑え中心。先発は支部予選敗者復活戦の須賀川桐陽戦だけで、金沢は「最初から飛ばし過ぎた」とスタミナ切れを起こした。今日17日の学法石川戦は連戦になり「明日は先発かもしれない。同じ地区だし、1年生大会ではタイブレークで負けたので絶対に倒す」と気合を入れた。【中島正好】