弘前東が8-3で八戸工を下し、2年連続の決勝進出と3年連続3度目の東北大会出場を決めた。主将の1番須藤滉生中堅手(2年)が2安打1四球4盗塁で4得点、2番木村愁平右翼手(2年)が1安打2四球2盗塁など、計9安打で8得点。左腕古川稜人(2年)右腕佐々木照瑛(2年)のリレーで八戸工を7安打3失点に抑えた。葛西徳一監督(33)は「1、2番の出塁率が高く、ほとんどの得点に絡んだのが大きかった。2人の投手もよく投げた」と称賛。須藤は「ジャンケンで勝って先攻を取った。初回から攻めて点を取ろうと思い、その通りになった」と笑顔を見せた。

エース左腕沢田吉伸(2年)を温存しての快勝。決勝の相手八戸学院光星は昨年の準決勝で初めて破ったが、決勝で青森山田に敗れた。今回こそ、春夏秋を通じて悲願の県大会優勝に再チャレンジだ。会場の弘前市運動公園野球場が、プロ野球も開催できる「はるか夢球場」に生まれ変わってから、地元弘前勢の優勝はまだない。葛西監督は「この素晴らしい球場で弘前のため優勝したい」と意気込んだ。【北村宏平】