大阪桐蔭が懐風館に5回コールドで快勝し、8強入りを決めた。

7-0の4回無死一、二塁で、1年生の4番船曳烈士(れつし)外野手が左翼へ3ラン。前日の4回戦では5打数1安打に終わっていたが、この日は公式戦初本塁打を含む3打数3安打。「昨日できなかった分、今日頑張ろうと思っていました」と笑顔を見せた。

172センチ75キロと小柄ながら、中学時代に43本塁打を放った長打力が魅力。西谷浩一監督(49)は「体のわりにはロングが出る。(技術は)まだまだですけど、思い切りがいい。しっかり振ることができますので、勉強してくれたらいいなと思います」と期待も込めて4番で起用する。

3番には同じく1年生でこの秋すでに3発を放った西野力矢内野手がいる。船曳は「自分も負けないようにと思います」と刺激にする。2年生が周りを固める中でのびのびと、1年生クリーンアップが躍動する。