公立の星・大冠が7回コールド勝ちで好発進した。

一昨年の夏は決勝に進出し、大阪桐蔭に8-10で惜敗し準優勝だった。昨夏も準々決勝に進出した実力校。

3-3の同点で迎えた4回、猛攻を仕掛けて一挙6得点。7回にも3連打や相手野手の失策も絡んで3点を追加した。

例年以上に振り込み練習を強化した1年だった。「(準優勝した)17年より振ってきた」と東山宏司監督(57)が自負するように、平日1000回、土日2000回、冬場の強化練習では3000回をノルマに設定した。成果を発揮し、この日も14安打。「3年生は入ってきた時はバットを振れない子が多かった。自分たちが振れないことをわかって、努力してくれた」と成長を認めた。主将の五味一朗内野手(3年)は毎朝4時に起床し、6時からグラウンドで朝練習に取り組んできたという。「まだまだパンチ力が足りないので、次の試合で出せるようにしたい」。さらにギアを上げ、本領発揮する。