優勝候補の履正社が23得点の猛攻で池田を下し、初戦を突破した。5回コールド勝ち。22安打4本塁打と圧倒的な攻撃力をみせた。

1回表に3点を奪われたが、その裏に小深田大地内野手(2年)の満塁弾など10安打を集中。7者連続安打を含む先発全員安打を初回に記録し、11人連続得点で先発全員得点もマークした。

2回には桃谷惟吹外野手(3年)の2ラン、3回には野口海音捕手(3年)も2ラン。さらに4回には目標を50本塁打超えに定めている井上広大外野手(3年)が高校通算43発目となる3ランを左翼席に運んだ。

打線爆発に岡田龍生監督(58)は「風がフォローだった。参考記録では」としつつ「振れているとは思います」とした。

先発した清水大成投手(3年)は初回に制球を乱して3点を奪われた。ただ、2回以降は無失点で4回を投げて被安打2。6者連続を含む9奪三振だったが「野手に申し訳なかった。(勝てたのは)野手のおかげです」と援護に感謝していた。