上野学園が、エース赤坂諒投手(3年)の2日連続の力投で逆転勝ちした。

前日(18日)は7回を無失点のコールド勝ち。この日は9回を9安打2失点。7三振を奪い、148球を投げ抜いた。

「疲れました」。試合後、赤坂の第一声だった。中学までは軟式野球と取り組み硬式は高校に入学後から。昨年は左腓(ひ)骨を骨折し、夏の大会は今年が初出場になる。186センチの長身を利した速球を武器に、力勝負で相手を牛耳った。

今大会では自己最速となる148キロを記録し、この日はプロのスカウトも見守る中での投球だった。「野球を続けるかも、進路も決めていません。今はこの大会のことだけで。明日も投げるつもりでいます」。3日連続となる5回戦にも意欲を見せていた。