天理に頼れる男が帰ってきた! 初回2死二塁で4番北野樹主将(3年)が左前適時打を放ち1点を先制。6回にも1死二塁で中前適時打を放ち、この日は2安打2打点。「後ろにつなぐ意識で打席に立った。結果が出て安心した」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

右肩痛の影響で昨秋以来の公式戦出場。「夏に結果を残すことだけを考えてリハビリや練習に励んできた。いい準備ができた」と振り返った。「肩の調子は90%くらい」というが、この日は本職の捕手ではなく一塁手として出場。「練習では捕手をやっている。監督には甲子園にいけば思う存分捕手をやらせてやると言われている」。

2年ぶりの夏甲子園出場へ。そして自身の捕手復帰へ。頼れる主将が、まずはバットでチームをけん引する。【山崎健太】