光明学園相模原の小さなエースが大きな仕事をした。

左腕の西野拓投手(3年)はキレのある直球と変化球のコンビネーションで、8回まで散発3安打無失点。課題の立ち上がりで2回までに3四球を出したものの、要所を締めた。

完封目前の9回に1点を失ったが「最少失点でいけた。いつもと違って(打線が)点を取れなかったけど、それは自分が守備でカバーしようと。去年は6回で疲れて替わってしまったので、9回まで投げられてよかった」。身長161センチ、60キロの小柄な体で、マウンドを守り抜いた。

5回戦は夏3連覇中の横浜が相手。「低めに集めてどんどん打たせれば自分たちのペースに持ち込める。勝機はあると思う」とうなずいた。