気仙沼向洋の2年生エース吉田凱投手が12奪三振で完投したが、勝利を呼び込めなかった。

試合後は「自分が先輩たちを甲子園に連れて行きたいという気持ちで臨んだ大会だった」と涙をこらえながら話した。

初戦では5回8失点と苦しんだが、次戦の古川黎明戦では11奪三振で完投勝利し、試合を重ねるごとに結果を残した。小野寺三男監督(53)は「投球内容は良かった。1年秋からエースで、うちの大黒柱。来年に向けてさらにパワーアップさせたい」と期待を寄せた。