日本高校野球連盟と朝日新聞社は1日、甲子園大会の熱中症対策として手のひらを冷やすためのペットボトルをベンチ内に設置することを発表した。

検証の結果、手のひらを冷やすと短時間でも深部体温の冷却効果がみられたことから、導入を決定。15度ほどに冷やしたペットボトルを複数用意。手のひらや顔などの冷却を推奨した。

甲子園練習に登場した北照(南北海道)のエース桃枝(もものえ)丈投手(3年)はすでに練習で取り入れているという。「練習の合間、ベンチに戻ってきた時などに手のひらを冷やしています。すぐ体(全体)が冷えます」。決勝まで全7試合に先発、6連続完投した右腕も効果を実感していた。