静岡商が、4番とエースの活躍で浜松西を退け、6年ぶりの4強入りを決めた。

2-2の5回裏1死二塁で、4番杉山翔平外野手(2年)が、右翼線へ決勝の適時二塁打。

「自分が打たなきゃという思いだったので、良かったです」。これまで調子が上がらなかったことから、この日は相手先発の技巧派左腕を想定しながら、早朝5時半から打撃練習を行ってきたという。「その通りの打撃ができました」と胸を張った。

先発の高田琢登投手(2年)は、2回までに4安打2失点と苦戦。それでも、ギアを上げた3回以降、許した安打は、内野安打の2本のみ。7回には振り逃げを許すも、3つのアウトをすべて三振で奪い、1イニング4奪三振の珍記録を生んだ。加藤学園との準決勝に向けて連投も覚悟。「静高とやるつもりでいましたが、どこが相手でも最後まで投げきる気持ちは変わらない」と決意を示した。