花咲徳栄が8回コールドで武蔵越生を破り、ベスト8に進出した。

強力打線は新チームも健在で、4回までに8安打を集中させ7得点を奪った。岩井隆監督(49)は「1番から7番までは、だいぶいい感じになってきた」と振り返った。

主砲も好調だ。3回無死、4番の右スラッガー・井上朋也外野手(2年)が高校通算40本目となるソロ本塁打を放った。外角直球を流し、5メートル近い大宮公園野球場のフェンスを越える特大の1発だった。

左足首が万全でない中、新チーム結成以降16試合で9本塁打とハイペースで打っている。「脇を締めるフォームにしてから状態が良くなりました。自分も、チーム全体ももっと上げていきたい」と話した。

来春センバツ出場校選出への重要資料となる秋季関東大会(10月19日開幕、群馬)へは、埼玉からは県大会上位2校が出場する。