第92回選抜高校野球大会(3月19日開幕、甲子園)に出場する国士舘(東京)へのセンバツ旗授与式が4日、世田谷区の同校で行われた。

昨年は初戦敗退。2年連続の出場に、鎌田州真主将(2年)は「どんな形でも勝つことを目標に頑張りたい」とあいさつした。

今大会から、1投手の投球数を1週間500球以内とする球数制限が導入される。秋季東京大会は準決勝、決勝と中西健登投手(2年)が2連続完封したが、永田昌弘監督(62)は「調子が悪い時もあれば、研究されて打たれることもある。鎌田がこの冬成長してくれたら抑えを任せられる」。好打の内野手・鎌田をストッパーとして起用する考えを明かした。

U15日本代表の選出経験もある主将は、中学まで投手を兼任していた。184センチの長身から130キロ台後半の直球とフォークを操る。高校では練習試合登板はあるものの、今冬ブルペンに入ったのは1週間前。打撃投手で調整を進めており「球数制限(のニュース)はそんなに意識してないですけど、甲子園でも投げたいと思っています」。打って守って、投げる。公式戦“初登板”が甲子園となる可能性に胸を躍らせた。【鎌田良美】