21世紀枠で第92回選抜高校野球大会(3月19日開幕・甲子園)に出場する磐城(福島)野球部の激励会が13日、いわき市役所(福島)で行われた。

センバツにいわき市の高校が選ばれたのは、13年のいわき海星に続く7年ぶりの吉報。同校野球部のOBでもある、いわき市の清水敏男市長(56)は「よくぞやってくれた!コバルトブルー旋風を巻き起こして欲しい」と後輩に熱いエールを送った。あいさつの最後には「栄冠は君に輝く」を熱唱し、選手と職員が盛大に手拍子を打ち、市役所全体で盛り上がった。

お祭り騒ぎは、これからが本番だ。清水市長は興奮した口調で「市長になって母校が甲子園に行って欲しいと言い続けて6年。ようやく夢がかなった」と大喜び。甲子園では盛大な応援で盛り上げる構えで「磐城野球部OB同窓会を中心に話を進めている。バス70台で約3000人くらい(甲子園に)応援しに行くと思う」と、具体的プランを明かした。

センバツ出場が決まってからは、今まで以上に地域の人からの温もりを感じている。岩間涼星主将(3年)は「たくさんの人が期待してくれていると感じる。プレーで応えたい」と、故郷の思いも背負い、甲子園で躍動する。【佐藤究】