昨夏甲子園ベスト8の関東第一(東京)・米沢貴光監督(44)は、夏の甲子園中止に「残念です…。どこにも矛先を向けられない」と、悔しさを押し殺すように話した。

心情を問われると「正直、言葉が出ません」と打ち明けた。ただ「大学でも、中学校でも、小学校でも、それぞれに影響を受けている。高校で、僕がやれることは何か考えないといけない」と指導者としての使命感を口にした。

部員とはオンラインで連絡を取り合っている。「何かに当たっては欲しくない。スポーツマンとして強く、自分を見失わないで欲しい」と願った。さらに「関東一高として、このままでは終わらせません。一高校としてできることは限られますが、彼らと何ができるか考えます。子どもたちがつらい思いをしている。前を向けるようにしてあげたい」と話した。