長崎県高野連は22日、長崎市内で運営委員会を開き、中止となった夏の全国高校野球選手権大会の代替となる長崎県独自の大会を開催することを決定した。

当初予定していた7月9日開幕に準ずる日程で検討し、開会式は行わない。6月19日に指導者のみが参加して抽選会が行われる。

開催決定の理由について、黒江英樹理事長(57)は「全国高校野球選手権大会が中止になり、特に高校3年生のために何かしてやりたい思いがあった。長崎は(コロナ禍の状況が)良くなってきた。来週から、県内に限り練習試合はオッケー(当面は県外との練習試合禁止)。順次学校も再開し、やれそうな雰囲気になってきたから」と話した。

今後、新型コロナウイルスの感染防止策など準備を進め、6月5日に2回目の運営委員会を行う予定だ。