春夏合わせて全国優勝8回の大阪桐蔭は、優勝4回、準優勝3回の東海大相模(神奈川)との対戦が決定した。東西横綱格同士の対決は意外にも聖地では初めてだ。薮井駿之裕主将(3年)は「打力が高いチーム」と警戒した。

東の雄は高校日本代表メンバーの鵜沼魁斗外野手(3年)や高校44本塁打のドラフト候補、山村崇嘉主将(3年)らの強力打線が武器。だが西の雄、大阪桐蔭も負けていない。西野力矢内野手(3年)は近畿大会準々決勝でプロ注目の最速151キロ右腕明石商の中森俊介投手(3年)から本塁打を放つなど実績抜群。さらに仲三河優太外野手(3年)、船曳烈士内野手(3年)らの強打者がそろう。チームが最後に聖地を踏んだのは18年夏。今の3年生は1度も出場していない。薮井主将は「感謝の気持ちを持って、全力プレーで」と打倒相模で有終を目指す。

◆大阪桐蔭-東海大相模 大阪桐蔭・西谷監督は甲子園通算55勝9敗(勝率8割5分9厘)、東海大相模・門馬監督は同25勝7敗(同7割8分1厘)。通算25勝以上を挙げている現役監督の中では勝率1、2位の対決となった。甲子園で両校の直接対決はないが、大阪桐蔭は神奈川勢に2勝0敗、東海大相模は大阪勢に3勝0敗。