昨秋の県大会優勝校・北越が新潟明訓を4-3で破り、16強入りを決めた。主将でエースの阿部柚士郎(3年)が7安打3失点の粘りの投球を見せた。秋夏“連覇”へ、難関を突破した。4回戦は8月1日で、東京学館新潟と対戦する。加茂暁星は延長10回タイブレークの末、1-0で帝京長岡に競り勝った。

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「やり切りました」。惜敗にも新潟明訓の高橋陽斗主将(3年)はさわやかに笑った。上山中時代にバッテリーを組んでいた北越・阿部との対戦は4打数2安打。高校の進学先が別々になった時、「あんなすごい投手から打てるのかな」と思ったが高校最後の個人的な勝負は制した。阿部とは今も親交がある。「この先、大学、社会人、そしてプロを目指して、どこかで対戦したい」と話した。