プロ注目の最速141キロ左腕、西脇工・東田健臣(とうだ・けんしん)投手(3年)が3試合連続完封勝利でチームを快勝に導いた。

過去2戦は13奪三振、15奪三振だったが、この日は7奪三振だった。最速は140キロを計測。志願して150球を投げきる熱投だ。中盤はカットボールを多投して凡打の山を築いた。

「今日は真っすぐが走っていたのもあって、打者も真っすぐを張っていた。多少、変化球を増やして、真っすぐに近い変化球で芯をずらせて今日はゴロを。打たせて取る投球です」

3戦目は一転してクレバーなマウンドさばきで、今大会29イニング連続無失点に延ばした。「点は取られると思いますけど、意識したらダメ。試合のリズムだけしっかり作れたらいい」と言い聞かせた。客席ではNPB3球団のスカウトが視察した。