日本高野連は3日、10日に開幕する「2020年甲子園高校野球交流試合」で、試合後のベンチ前で選手が土を集める行為を禁止する方針を示した。

新型コロナウイルス感染拡大防止策の一環で、今大会は1試合終了ごとにベンチ内の消毒作業を施した後、次試合のチームと入れ替える。試合間のインターバルに例年より長い40分間を充てるが、関係者は「時間的に砂を集めることは厳しい」とした。出場32校には後日、グラウンド整備を行う阪神園芸の協力で「甲子園の土」を贈る。また、勝利チームの校歌斉唱は大声を禁じ、隣の選手との間隔を従来より広く取る方針も示された。