帝京(東東京)が雪辱を果たし、4強入りした。昨夏に同じ準々決勝で敗れた日大豊山に7回コールド勝ち。

先発の田代涼太投手(3年)は前夜、昨夏の映像を見返した。1年前も先発したが、自らの失策が失点につながり0-1で敗れた。「2年生だった自分が3年生を終わらせてしまった。人生で一番、悔しかった。悔しさを忘れないためです」と、あえて失策場面も目に焼き付けた。立ち上がりは、初めての大田スタジアムのマウンドに球が浮いたが、3回から低めに修正。5回2安打無失点に、前田三夫監督(71)も「よく投げた」とねぎらった。