10日から始まる「2020年甲子園高校野球交流試合」に出場する帯広農が、初戦で敗退した。

3回に先頭西川健正(2年)の左越えソロ本塁打などで2点を先制。

4回1死二、三塁のチャンスには、主将井村塁外野手(3年)の左中間を破る2点適時三塁打が飛び出すなど、4回までに5得点と優位に試合を進めていた。だが、突如雨が降り出した直後の5回に落とし穴が待っていた。

4回まで1失点と踏ん張っていた先発水上流暢投手(3年)が乱れた。2点適時打で2点差に詰め寄られると、相手の4番打者に左越え2ランを浴び同点、続く5番打者にも右翼ポール際への連続弾を浴び、一気に逆転を許した。

序盤から安打を積み重ね打線も、終盤はわずか2安打。7回、8回と三塁に走者を置きチャンスをつくったが、あと1本が出なかった。