昨年、春夏の甲子園出場に出場した習志野が、市船橋に5回コールドで敗れ、地区トーナメントで姿を消した。

今大会、初登板初先発の山内翔太投手(3年)は、初回からボールが高めに上ずり、甘く入った球を連打された。「初回から、簡単に入ってしまった。コントロールができなくて。自分の力不足です」。3回を投げ12安打9失点。マウンド上で、ぼうぜんと立ち尽くした。

昨年は、飯塚脩人投手(現早大)と左右の2枚看板としてチームをけん引した。センバツの決勝マウンドにも立ち、大舞台での経験は豊富なはずだった。しかし、今年はエースとなり、その重責とも戦ってきた。「去年は後ろに飯塚さんがいたので、気楽に投げることができました。大事な試合でチームに迷惑をかけてしまった」と、短い夏に悔しさをにじませた。