静清が、2試合連続のコールド勝ちで2年連続県大会出場を決めた。初回から毎回得点の12安打14得点で、清水西に圧勝した。長田仁志監督(67)は「太陽の位置や風、グラウンドの状況など。試合環境を見て野球をする。今日は、それがある程度できたと思う」と、一定の評価を与えた。

狙いがはまった。会場の西ケ谷球場は、人工芝グラウンド。人工芝の室内練習場を持つ同校ナインは、その特徴を熟知する。花田元希捕手(1年)は「土よりも打球の勢いが死ににくい」と初回に強烈なゴロで三遊間を破り、先制適時打。3打数3安打4打点の大島大翔外野手(2年)も「強いゴロを打つことを意識した。狙い通り」と、2打席で野手の間を抜いた。

準々決勝では、1年生大会で敗れた島田商と対戦。大島は「リベンジしたい」と力を込めた。県切符に満足することなく、まだまだ上を目指す。【前田和哉】