前回大会に選出されていた明豊(大分)が、3年連続5度目のセンバツで「リベンジ」に挑む。19年センバツでは過去最高の4強。同年秋の九州大会で優勝し、全国Vを狙った前回大会が無念の中止となった。

川崎絢平(じゅんぺい)監督(38)は「昨年の3年生が日本一を目標にやってきた。その思いをみんなで実現したい」。昨年夏は甲子園での交流試合で県岐阜商には勝利したが、幻に終わった悔しさはセンバツで晴らす。

太田虎次朗(こじろう)投手(2年)にとっては、巨人に19年ドラフト2位で入団した兄龍投手(22=JR東日本)も果たせなかった聖地に挑む。昨年夏の交流試合で最終回の1イニング(1失点)を投げた。昨年秋の九州大会ではチームを4強に導いた。「またあの大きな舞台(甲子園)でしっかり試合を作れる投球をしたい」と気合を入れ直していた。