3月19日開幕のセンバツ(甲子園)で開幕試合に登場する神戸国際大付(兵庫)が27日、神戸市内の同校グラウンドで組み合わせ決定後初めて紅白戦を行った。

初戦で対戦する北海(北海道)のエース左腕・木村大成(2年)対策として、左投手が多く登板。プロ注目の二刀流、右投げ左打ちの阪上翔也投手(2年)は「3番中堅」で先発し、4打数無安打、2三振1死球と快音は響かなかった。右方向への凡打もあり「甘いコースを逆方向に打っていこうという意識はあったけど、ボールが来たら引っ張りにいってました」と反省。「甘い球こそコンパクトに打っていくことを意識して、センターから逆方向へ打つことを練習から意識してやっていきたい」。すでに打撃練習で左腕対策のメニューを取り入れており、課題と対策を再認識した。

投げては最速145キロ右腕、打っては高校通算20発を数える左のスラッガー。昨秋に右肘に違和感を覚えてノースローが続いていたが、すでにキャッチボールを再開。3月にはブルペン投球を本格化する予定で「甲子園には間に合うと思います。最初は間に合うか不安もあったけれど(キャッチボールも)全力で投げられています」とエースに不安の色はない。「開幕試合だからとか気にせず、自分らの試合をするだけです」と聖地に照準を合わせた。

試合は主力が中心となった白組が5-2で勝利した。【望月千草】