聖地初勝利は遠かった。創部100年で春夏通じて甲子園初出場の三島南(静岡、21世紀枠)は、鳥取城北に2-6で敗れた。2回に甲子園初得点を挙げ先制したが、5回にエース植松麟之介(2年)の一塁悪送球で逆転を許し、そのまま押し切られた。ただ、チームは8安打で2得点。アルプス席の大応援団からも力を得て、夢舞台でハツラツとしたプレーを披露した。

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◆21世紀枠が初戦敗退 三島南が敗退。最近10年の21世紀枠出場校で一般選考枠に勝ったのは、15年松山東が二松学舎大付・大江(現巨人)に毎回の16三振を奪われながら5-4で突破した1例しかない。