中京大中京(愛知)畔柳亨丞投手(3年)が東海大菅生(東京)を2安打完封し、チームを24年ぶりの春4強に導いた。今大会2度目の完封に「疲れがたまっていたけど、序盤に野手が点を取ってくれた。野手に感謝です。1、2回戦は力んで抜けた。今日はいい疲労具合で投げることができたのが良かったんじゃないか」と振り返った。

5回までは安打も許さない完璧な内容。6回先頭で、7番・橋本に、中堅左へポトリと落とされた。9回は2死満塁とされたが、5番・小池を中飛に打ち取った。投球数は138球だった。準決勝は明豊(大分)と対戦する。「明豊高校さんも打力のチームという印象。チーム一丸となって優勝目指して頑張りたい」と意気込んだ。1週間に500球の球数制限があるため、次戦に畔柳が投げられるのは121球となった。

◆中京大中京・畔柳の準決勝、決勝での球数条件  29日の東海大菅生戦で、138球を投げた。初戦の25日、専大松戸(千葉)戦で131球、27日の常総学院(茨城)戦では110球を投げた。1回戦が最後の登場だったため日程的にも厳しい。31日の準決勝に積算されるのは、初戦から計379球で、準決勝は残り121球。一方、4月1日の決勝は27日からが対象で、残り252球。勝ち上がっても準決勝の投球次第では、1週間500球以内の球数制限に達する可能性がある。

◆愛知対大分 準決勝で中京大中京と明豊が対戦。過去は愛知県勢が大分県勢に対し春夏通算8勝0敗。