創価は、逆転負けで3回戦敗退となった。初回に1点を先制。3回には相手のミスを逃さず1点を追加したが、あと1歩及ばなかった。片桐哲郎監督は「春の段階で緊迫したゲームができた。選手に自覚も出てきたので、悔しさをバネに夏までにどう成長できるか」と話した。

背番号1の杉江敏希投手(2年)は、被安打7の2四球、134球で完投した。力のある直球に加えて、カーブ、スライダー、スプリットを操り、打たせてとる投球。「今までにない緊張だった。序盤に勢いをつけて、流れを作ろうとしすぎて力んでしまった。前半は自分のピッチングができなかった」と振り返った。片桐監督は「丹念に、我慢強く投げてくれました」と評価した。

杉江は昨秋までのヒールアップをする投球フォームから、重心を下げる意識に変えた。夏に向けて「どんな相手でも、同じ試合の入りで、リズムを作れるようにしたい。勝てる投手になりたい」と意気込んでいた。