春季高校野球新潟県大会の組み合わせ抽選会が23日、長岡市内で行われた。29日に開幕し、順調に日程を消化すれば決勝は5月13日に長岡市悠久山野球場で行われる。春季北信越大会(6月5日開幕)は県内開催で、上位4校が本大会に進出する。

【展望】第3シード関根学園のブロックが激戦区になった。同校は昨秋北信越大会(富山)準決勝で優勝した敦賀気比(福井)と延長10回(4●5)の接戦を演じ、打線の粘り強さを証明。春の優勝候補に挙げられるが初戦から気が抜けない。2回戦では帝京長岡と対戦する可能性が高く、勝ち進めば4回戦で破壊力のある打線の日本文理と対戦しそう。どの学校も息を抜けないブロックになる。

秋春連覇を狙う第1シードの加茂暁星は右腕・浜谷直生投手(3年)を中心にまとまる。スタミナと安定感のある投球が身上で、パワーもつけた。3月には自己最速137キロの直球を投げている。5年ぶり春制覇を狙う第2シード新潟明訓は両右腕の柳下祐希投手(3年)と飯浜友翔投手(同)に加え、3番手以下の投手も急成長。充実した投手陣に打線もいい。東京学館新潟は投打にバランスが取れている。そこに投打にまとまる中越、右腕・西村駿杜投手(3年)を擁する新潟産大付などがV戦線に絡んできそうだ。