ベスト8が出そろった。今春センバツに出場した三島南(推薦)は、甲子園大会後初の公式戦でコールド発進。島田工(中部5位)に9-2で快勝した。4番小堂湧貴内野手(3年)が、2打点を挙げる活躍。捕手として公式戦初先発を果たした近藤耀聖(ようせい、3年)も役目を果たした。静岡高(中部1位)は、打線が奮起。8-1で掛川東(西部5位)を退けた。他6校も8強入りし、今夏のシード権を得た。準々決勝4試合は、29日に行われる。

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浜松工8番打者の伊藤大空(たいき)内野手(3年)が、貴重な決勝打を放った。

延長10回表2死一塁で右二塁打。9回裏の2失点で4-4と追い付かれた直後、1打点で勝ち越した。「低めのカーブを打った。うれしかった」。前日24日の1回戦・富士宮西戦に続き、この日も2安打。4回には左三塁打の後、1得点のホームを踏んだ。矢部真吾監督(44)は「本来は守備の選手だが、練習で努力している」と話した。