室蘭地区で代表決定戦が行われ、駒大苫小牧は1-4の7回に打者11人の猛攻で一挙6得点の逆転勝利。17度目の春全道切符を手にした。

駒大苫小牧打線が3点を追う7回、6連打を含む7安打集中で逆転に成功した。6回まで苫小牧中央の斉藤優汰投手(2年)に1得点と抑えられていたが、5連打で同点。さらに1死満塁から1番津田翔太郎二塁手(3年)が、走者一掃の左越え適時二塁打。この日3安打目となる勝ち越しタイムリーに「みんなが必死につないでくれたので自分もしっかりつなごうと考えていた」と胸を張った。

投げてはエース左腕石橋利久投手(3年)が4回からリリーフし、9回に1点差まで詰め寄られるも、最後は空振り三振を奪い逃げ切った。佐々木孝介監督(34)は「これをOKとしている場合ではない。夏につながるように」と、気を引き締めた。07年以来遠ざかる夏の甲子園出場を見据え、19年に6度目の優勝を飾った、春の円山に乗り込む。