優勝候補のノースアジア大明桜が準決勝に駒を進めた。

先発した背番号6の最速141キロ右腕・石田一斗(いっと)内野手(3年)が9回を3安打無四死球、無失点の好投。ストライク先行でテンポ良く投げ込んだ。直球にキレのある変化球を織り交ぜ、2回以降は毎回の12奪三振。二塁すら踏ませない投球だった。「完投する気持ちで投げました。テンポ良く投げ込んで、攻撃につなげる意識でした。80点くらいです」と振り返った。打線は4安打で2得点。4回2死二塁の場面で、4番真柴育夢(はぐむ)内野手(3年)の左前にポトリと落ちる適時打で先制した。

今秋ドラフト上位候補の最速153キロ右腕、風間球打(きゅうた、3年)は、「5番右翼」で先発出場。登板の機会はなかったが、6球団9人のスカウトの前で、バットでポテンシャルの高さを見せた。1-0の4回2死二塁。カウント2-0からの4球目。131キロ直球を流し打ち。打球はぐんぐん伸び、左越え適時二塁打で追加点を挙げた。

次戦は7日、大館桂桜と秋田北鷹の勝者と対戦する。