今秋ドラフト上位候補で最速154キロ右腕の高知・森木大智投手(3年)が救援して、最速148キロの4回1失点だった。6回から救援し、制球が定まらず、内野ゴロの間に1点を失った。7回以降も制球がやや不安定だったが、無失点にまとめた。前日3日はセンバツ出場校の大阪桐蔭と対戦し、7回3失点だった。夏の甲子園出場を見据えて連投を行った。浜口佳久監督(46)は「疲れているからこそ力みがあった。変化球が入らず、ストライクを狙い打ちされた」と話した。それでも、指に掛かった速球は切れ味十分。5球団7人のスカウトの前でアピールした。阪神山本スカウトは「連投だったが、いい勉強になったと思う。打撃センスもある」と評した。5回には速球を豪快に左翼へ本塁打。7回も1死一塁で左中間適時二塁打を放つなど、非凡な野球センスを披露した。