甲府工が上村祥雅捕手(3年)の2打席連続ホームランなど、4回までに13安打で大量18点を奪った。投げてはエース末木克典投手(3年)が4回まで9奪三振で圧倒した。

2打席連発の上村は「今日は初戦ということで、3年生のメンバー外が5人いるんですが、その選手の分までやるぞと伝えてあったので、そのメンバーのことを頭に入れながら打席に入りました。感触は良かったです」と、主将らしくチーム全体を見渡して話した。

また、末木のピッチングについては「思ったよりもスピードは出ていなかったが、ボール自体は来ていたと思います」と振り返った。末木はピッチングについて「球が上ずっていたのですが、そこを相手打者が振ってくれたので助かりました。3回からはスライダーもコースに決まるようになったので助かりました。自分のピッチングは(変化球で)タイミングを外して振らしてから、最後はストレートでガンと押すスタイルです」と、変化球のキレを気にしながらのピッチングだったと説明した。

ストレートは最速144キロ、カーブ、スライダー、カットボール、フォーク、チェンジアップと多彩で、右の本格派として今大会でも注目右腕。