投手で85年の阪神日本一に貢献し、昨夏に光泉カトリックの監督に就任した伊藤文隆監督(67)が夏初陣で初勝利。「初戦はしんどい。緊張していた。隠していたけど」と笑顔。

「選手は実力の半分も出ていない」と話した試合は、先発の続木慎太郎(3年)が5失点したが、打線も7得点で応えた。ウイニングボールは「記念にとっておきます」と話し、「今日は55点だから、次は70点目指して頑張ります」と次の戦いを見据えていた。

◆伊藤文隆(いとう・ふみたか)1954年(昭29)5月11日生まれ、愛知県出身。大同工-三協精機を経て、77年ドラフト1位で阪神入団。登録名は78年弘利、79~85年宏光、86年~91年文隆。80年代に長らくローテション投手としてチームを支える。91年引退。10年から12年には阪神球団スタッフも務めた。現役時代は182センチ、73キロ。右投げ右打ち。