北海の主将宮下朝陽が4番復帰戦で3安打3打点の活躍をみせ、初戦突破に貢献した。

先制直後の1回1死二塁で右翼手の頭上を越える適時三塁打。「シンプルに来たボールに対して打つということだけ考えていた。今日4番にまた戻れて必ず結果を出したいという気持ちだった」と、ほっとした表情をみせた。

1年時から主砲を任され、春の甲子園でも4番で出場。ただ、今夏の地区代表決定戦で6番に下がるなど、調子を落としていた。地区予選終了後、平川敦監督(50)から打席での考え方などの助言を受け、特打を行ってきた成果をさっそく披露した。東海大札幌との準々決勝へ「しっかり調整していきたい」と力を込めた。

▽北海・平川監督 「暑い中、木村はきっちり投げてくれた。攻撃も1回に形をつくって大津、宮下で先に点を取れたのが大きかった。」