愛工大名電打線が享栄投手陣を攻略し、18年以来3年ぶり13度目の夏の甲子園切符をつかんだ。5回に打者12人の猛攻で一挙6得点。享栄先発で最速151キロを誇る竹山日向投手(3年)をKOした。投手陣も2回から登板したプロ注目の田村俊介投手(3年)、寺嶋大希投手(3年)ら継投で逃げ切った。プロのスカウト評は以下の通り。

 

▽中日米村アマスカウトチーフ 「(享栄竹山は)力感なく150キロを出せる。かつての小松辰雄くらいの力はある。(愛工大名電・田村は)投手というより打者として評価。ウチの構想にはまる選手。体もいいし、力もある。根尾、石川昂のように先を見据えた評価をしている。(寺嶋は)ナチュラルにインコースへシュート回転する直球がいい。その球だけなら、いまのプロ野球でも通用する」