第103回全国高校野球選手権(9日開幕、甲子園)の組み合わせ抽選会が3日、オンラインで行われた。大会の主な決定事項は以下の通り。

▼日程 今大会から3回戦終了後の休養日を新設する。休養日は3回戦、準々決勝、準決勝の各翌日に計3日設けられ、悪天候などで順延が長引かない限り、大会を通じて連戦が解消される。これまでは3回戦2日目の勝利校が翌日の準々決勝で連戦になっていた。なお、準々決勝翌日の休養日(22日)に、第25回全国高校女子硬式野球選手権大会の決勝(神戸弘陵、高知中央が出場)を初めて甲子園球場で行う。

▼球数制限 今春センバツでも導入された「1週間500球以内」の球数制限は、今大会も継続される。

▼原則無観客 一般客への入場券販売はなし。学校関係者は一、三塁側内野席に入場できる。

▼ブラスバンド 今春センバツでは認められなかったが復活。50人以内が各アルプス席で演奏。派遣できない場合は各校で録音した音源を流すこともできる。

▼開会式 センバツでは初日に試合を行う6校のみだったが、今大会は49校すべてが参加。場内一周はせず、入場行進は外野からホームに向かって歩くのみなど簡素化。

▼甲子園練習 センバツに続き、行われない。

▼土 コロナ対策のため持ち帰ることはできない。

 

◆コロナ対策 大会関係者と代表校関係者は、大会前と大会中にPCR検査を受ける。代表校関係者は最大3回(大会前、初戦勝利後、準々決勝後)、大会関係者は2回(大会前、17日)。代表校から感染者や濃厚接触者などが発生した場合は、緊急対策本部を設置し対応を決める。チーム内の集団感染ではなく個別の事案と判断されれば、初戦までは当該選手の入れ替えなどで対応し、大会参加を差し止めない。

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