大会第10日は異例の1試合だけで、2回戦の大阪桐蔭-近江(滋賀)が行われる。長雨の影響で史上最多7度の順延で日程変更が度重なった。大阪桐蔭は17日に東海大菅生(西東京)に降雨コールドゲームで競り勝った。豪快な3本塁打も出て勢い十分で、西谷浩一監督(51)は「雨で校歌を歌うことができなかった。しっかり勝って全国のOBや応援してくださる方に向けてみんなで校歌を歌いたい」と意欲を燃やした。

近江も攻守の歯車がかみ合い、20日に日大東北(福島)に快勝。山田陽翔外野手(2年)と岩佐直哉投手(3年)の継投が生命線。多賀章仁監督(62)は「『田』がつく花田君、前田君、池田君の3人には要注意。負けて元々、勝てば大金星。ある意味、僕は初戦よりも気楽にいける」と全力勝負を誓った。