智弁和歌山は近江(滋賀)の好右腕、山田陽翔外野手(2年)から4点を奪って攻略。02年以来、19年ぶりの決勝で3度目の全国制覇を狙う。

イチローイズムが智弁和歌山の躍進を支える。昨年12月に指導を受けたマリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(47)について、中谷監督は「ありがたいこと。あのひと言で、みんなが時間を思い出す。苦しいときに励みになる。『ちゃんとやってよ』というひと言。背中を押されて努力した選手も多いんじゃないか」と感謝。この日、先制打の角井も「高い確率でとらえるためには、とりあえずセンター方向、右中間の方に、遠く強い打球を飛ばしていって、より高い確率で芯に当てるように、と教えてもらいました」と明かした。