秋の東北3連覇を目指す仙台育英が8-1で角田を7回コールドで下し、初戦突破を決めた。

先発した背番号11の1年生左腕、田中優飛が6回を2安打1失点の好投。伸びのある直球に変化球を織り交ぜながら、4回1死までノーヒット投球。3回以降は毎回の6奪三振もマークした。須江航監督(38)は「1点取られたことは惜しかったですけど、十分試合を作ってくれた」と及第点を与えた。

サウスポー「5本の矢」で秋の宮城を勝ち上がる。今大会ベンチ入り投手5人全員が左投手だ。右投手は1人もいない。指揮官は「左投手5人の能力が右投手を入れるメリットよりも、上回ってくれた。同じ左投手でもボールの角度が違うので、同じ左(投手)が並んでいるわけではないです」と明かした。

今夏は宮城大会4回戦で仙台商に敗戦。巻き返しの秋に向けて好発進した。