今夏の甲子園に出場した日大東北は、5回コールドで若松商を圧倒し、4回戦に進出した。初回から打線が機能してペースを握ると、毎回、得点を重ねて11安打10得点の猛打。最終回となる5回からは聖地でも登板したエース左腕、堀米涼太投手と翔太捕手(ともに1年)の双子が、公式戦では初バッテリーを組み、無失点で試合を締めた。

2番手の堀米涼がエンジン全開で相手打線をねじ伏せた。10点リードでマウンドに上がると、先頭を3球、続く7番打者は4球で連続三振。後続を遊飛で仕留め、わずか12球で完璧なリリーフを見せた。「どういう状況でもエースの投球をするのがエース。毎試合、できるだけベストな投球をしていきたい」。双子の兄翔太とのバッテリーについては「その辺は意識してなかったが、与えられた仕事をこなすことだけを考えていました」と話した。