7回コールド負けを喫したが、紅葉川・島津青波主将(2年)は「初回に点を取ると、いい流れが来る。1、2番は出塁率が高いので、クリーンアップがどうかえすか。試合前に話していたことが出たのは大きいです」と冷静に振り返った。初回に盗塁と敵失から2死三塁をつくり、4番の自らが中前へ先制打を放った。さらに適時打が続き2点を奪った。今夏4強の強豪を相手に、描いていた通りとなった。

ただ、2回以降、持ち直した相手投手を崩せず、逆転負け。「後半は、やりたい野球ができませんでした」と悔やんだ。新チームは「攻撃野球」を掲げ、打撃練習に力を入れる。ネット打ちなど、1日500スイングを欠かさない。「最初は遅いボールを、大きく全力で。今は、いかに大きく振るかをやっています」。来春へ向け、さらなる打力アップを図る。