金光大阪が7回コールドで決勝に進出し、08年以来13年ぶりの秋季近畿大会出場も決めた。先発の古川温生(はるき)投手(2年)は1学年上のエース、伊藤大貴投手(3年)の帽子で試合に挑み、先輩との「約束」を果たした。
今夏の大阪大会は準々決勝で大阪桐蔭に3-5で敗れた。伊藤から「応援に来られないから、帽子を預けるから絶対勝ってきてくれ」と託された。「昨日(2日の準々決勝)の試合と今日の試合はこれでいこうと決めていました」と甲子園出場がかなわなかった伊藤の思いも背負った。
そのつばには「約束」の文字が記されていた。「大阪桐蔭を倒すという約束を3年生がしたので。ピンチのときは帽子を見て、約束という言葉を自分に言い聞かせました」と明かした。2日の準々決勝では右手首に死球を受け、9回は足もつりながら完投。連投となった準決勝も7回を4安打に抑えて背番号1がマウンドを守り切った。
伊藤との「約束」を果たし決勝へ進出。帽子を託された2試合ともにエースらしくマウンドを譲らず、13年ぶりの近畿大会を決める熱投だった。【林亮佑】

