21世紀枠の丹生(福井)は広島商に敗れ、甲子園初勝利はならなかった。これで今大会に21世紀枠で出場した3校はいずれも初戦敗退。21世紀枠選出校の成績は18勝58敗となった。

21世紀枠で選出されたチームの成績は以下の通り。

01年 安積(福島=初戦敗退)宜野座(沖縄=3勝挙げ4強)

02年 鵡川(北海道=1勝)松江北(島根=初戦敗退)

03年 柏崎(新潟=初戦敗退)隠岐(島根=初戦敗退)

04年 一関一(岩手=初戦敗退)八幡浜(愛媛=初戦敗退)

05年 一迫商(宮城=1勝)高松(香川=初戦敗退)

06年 真岡工(栃木=初戦敗退)金沢桜丘(石川=初戦敗退)

07年 都留(山梨=初戦敗退)都城泉ケ丘(宮崎=1勝)

08年 安房(千葉=1勝)成章(愛知=1勝)華陵(山口=1勝)

09年 利府(宮城=3勝挙げ4強)彦根東(滋賀=初戦敗退)大分上野丘(大分=初戦敗退)

10年 山形中央(山形=初戦敗退)向陽(和歌山=1勝)川島(徳島=初戦敗退)

11年 大館鳳鳴(秋田=初戦敗退)佐渡(新潟=初戦敗退)城南(徳島=1勝)

12年 女満別(北海道=初戦敗退)石巻工(宮城=初戦敗退)洲本(兵庫=初戦敗退)

13年 遠軽(北海道=1勝)いわき海星(福島=初戦敗退)益田翔陽(島根=初戦敗退)土佐(高知=初戦敗退)

14年 小山台(東京=初戦敗退)海南(和歌山=初戦敗退)大島(鹿児島=初戦敗退)

15年 豊橋工(愛知=初戦敗退)桐蔭(和歌山=初戦敗退)松山東(愛媛=1勝)

16年 釜石(岩手=1勝)長田(兵庫=初戦敗退)小豆島(香川=初戦敗退)

17年 不来方(岩手=初戦敗退)多治見(岐阜=初戦敗退)中村(高知=初戦敗退)

18年 由利工(秋田=初戦敗退)膳所(滋賀=初戦敗退)伊万里(佐賀=初戦敗退)

19年 石岡一(茨城=初戦敗退)富岡西(徳島=初戦敗退)熊本西(熊本=初戦敗退)

20年 帯広農(北海道)磐城(福島)平田(島根)

21年 八戸西(青森=初戦敗退)三島南(静岡=初戦敗退)東播磨(兵庫=初戦敗退)具志川商(沖縄=1勝)

22年 丹生(福井=初戦敗退)只見(福島=初戦敗退)大分舞鶴(大分=初戦敗退)

※最高成績は宜野座と利府の4強、20年は中止

【21世紀枠とは】

困難な練習環境を克服したり、地域貢献など、野球以外の要素を選考条件に加え、甲子園出場のチャンスを広げる目的で01年から導入された。推薦校は原則、秋季都道府県大会の16強以上(加盟129校以上は32強以上)から選出。07年までは2校、08年から3校を選出(記念大会の13年は4校)。前回は新型コロナの影響で昨年秋の明治神宮大会が中止。優勝校地区に与えられる神宮枠がなくなったため、1枠増の4校になった。今回は3校選手。東、西日本から各1校、残り1校は地域を限定せずに選ぶ。同枠の過去最高成績は、01年宜野座(沖縄)、09年利府(宮城)の4強。