今春センバツ出場校の東洋大姫路が接戦を制し、決勝に進んだ。

3回、先頭の村崎心捕手(3年)が左翼線二塁打で出塁。2死三塁で相手の暴投により、先制点を挙げた。

最少失点を守り抜いたのはエース森健人投手(3年)だ。序盤から再三、得点圏に走者を置いたが要所を締める投球で踏ん張った。鮮やかな9回5安打完封勝利。

4月に就任した岡田龍生新監督(60)は指導1カ月少々で決勝に導いた。「いきなり決勝戦をさせてもらえる。(前任の)藤田監督に残していただいた財産でさせていただいている。僕は1カ月しかいない」と、前監督の藤田明彦氏(65)に感謝した。

7日に報徳学園と社の勝者と県勢の頂点を競う。群雄割拠の兵庫が、さらにしれつな争いの様相を呈する。