春季高校野球東北大会(8日開幕、福島)の組み合わせ抽選会が1日、オンラインで行われた。3大会連続出場の仙台育英(宮城1位)は大会2日目の9日、学法石川(福島3位)、弘前学院聖愛(青森2位)の勝者と対戦。大会は福島県営あづま球場、ヨーク開成山スタジアムで開催される。

抽選会を終えた仙台育英・佐藤悠斗主将(3年)は、2回戦からの登場について「3試合と4試合では投手の疲労などが違う。すごくいいところを引いた」と振り返った。福島県営あづま球場は、昨夏の東京五輪で野球とソフトボールが開催された球場。「こういう球場でできることに感謝したい。試合をやっていても気持ちも全然違う」と気を引き締めた。

チームが掲げるテーマは「守り勝つ」。県大会の4試合は31得点3失点で、決勝を除く3試合はコールド勝ちと圧倒。だが佐藤主将は「つまらない失策やミスが多かった。守りに関してはもっと基準を上げていかないと勝てない」と満足していなかった。

春の東北大会は3年ぶりの開催で、各地の実力校と対戦できる貴重な機会となる。2年ぶりの甲子園出場がかかる夏に向け、「自分たち自身、やることは変わらない。公式戦は練習してきたことの発表会と感じているので、ミスを出さないように発揮できたら」と力を込めた。