春季高校野球東北大会(8日開幕、福島)の組み合わせ抽選会が1日、オンラインで行われた。5大会連続出場の東北(宮城2位)は8日、光南(福島2位)との試合が決まった。大会は福島県営あづま球場、ヨーク開成山スタジアムで開催される。

一戦必勝で王者に近づく。東北は初戦で光南と対戦。勝ち上がれば昨秋東北大会優勝の花巻東(岩手1位)との対戦が決まった。千葉星那マネジャー(3年)は「去年優勝している花巻東がいるブロックなので『夏の大会に向けて』という意味では良いところに入った。1戦1戦全力で戦いたい」と意気込んだ。

3大会ぶりの優勝を目指した仙台育英との県決勝は5回まで0-0の接戦。それでも6回に5失点し、1-8で大敗した。「(試合)後半の緩み、最後まで粘り勝てないところが課題だと感じた」。大会後は「夏は暑さとの勝負もあるので、体力的にも精神的にも鍛えられる」と、スイング量や走り込みの時間をさらに増やし、チーム全体の底上げを図っている。

春夏41度の甲子園出場を誇る強豪は16年夏以降、聖地の土を踏んでいない。「夏前最後の公式戦ということで、東北のトップクラスのチームと試合ができることはとても良い経験になる」。昨秋は1回戦で山形中央に敗戦。今年は勝利を重ね、実りある大会にする。