国学院久我山は浦和学院とのセンバツ4強同士の一戦に敗れた。

春季関東大会を制した強力打線の勢いを止められず、4人の投手が17安打20失点を許した。

打線は5回、5番の松本宗二郎外野手(2年)が2点適時二塁打、6番の上田太陽主将(3年)の犠飛で3得点。9回にも3点を返したが、大敗した。

同じ日に行われた練習試合で、同じ西東京のライバル東海大菅生は、今春センバツで敗れた大阪桐蔭に完勝した。試合後、一報を聞いた上田主将は悔しさをのぞかせた。「仕上がっているチームにあと1カ月でどれだけ挑めるかだと思う。諦めずに戦い抜きたい。下を向いている時間はないと思う」と話した。

西東京大会の開幕まで3週間を切った。昨秋王者の久我山ナインが、ここからはい上がりを見せる。

国学院久我山・尾崎直輝監督(試合を振り返り)「練習の中で追い求めている質の違いだと思います。私も甘かったです。彼らを本気にさせるという部分が。浦和学院さんに実力を見せていただいた。ここから諦めるのかやるのかは、選手次第だと思います。僕は諦めたくないです」